ちょうせんよもぎ (朝鮮よもぎ) 

学名  Artemisia argyi
日本名  チョウセンヨモギ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  艾(ガイ,ài)、艾蒿(ガイコウ,àihāo)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  艾草、艾葉、家艾、阿及艾
英名  Argy's wormwood
『中国雑草原色図鑑』232参照

 ヨモギ属 Artemisia(蒿 hāo 屬)については、ヨモギ属を見よ。
 李時珍『本草綱目』(ca.1596)の釈名に、「王安石『字説』に云う、艾は疾を乂(おさ)むべく、久しくして彌(いよ)いよ善し、故に字は乂に従う、と」と。
 『爾雅』釋草に「艾、冰臺なり」と。
 李時珍は、『埤雅』が引く『博物誌』を引いて、「氷を割
(さ)き円(まどか)ならしめ、挙げて日に向け、艾を以て其の影を承(う)くれば、則ち火を得」と。つまり氷でレンズを作って日光を集め、艾のもぐさで火を熾したわけだ。そこで艾の別名を冰臺という、と。
 朝鮮・漢土・極東ロシアに分布。
 中国では、チョウセンヨモギのほか、A.vulgaris var.indica(野艾)・ケショウヨモギ A.lavandulaefolia(細葉艾)・ヒメヨモギ A.feddei(矮艾)などの葉を艾葉(ガイヨウ,àiyè)と呼び、葉の裏の毛でもぐさを作る。『中薬志Ⅲ』pp.280-283 
 中国では、旧暦正月に若菜を食う。また、旧時、五月五日の端午の節句にこの草を採って門に懸け、毒気を祓った。これらの風習は日本にも伝えられている(ただし日本ではヨモギを用いる)

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